マーティンキム渋谷店。シンプルでトレンドを取り入れたアイテムを揃える
韓国最大のファッションECモール「ムシンサ・ストア」などを運営するムシンサは4月24日、韓国の人気ブランド「マーティンキム」の日本初直営店を渋谷のミヤシタパーク2階にオープンした。ムシンサが韓国ブランドのグローバル公式パートナーとして、海外に店舗を出すのは初。ハイエンドライン「キムマーティン」も扱う。
ムシンサとマーティンキムは、24年11月に代理店契約を締結。日本への本格進出を支援するなかで「ブランドの世界を表現するオフラインショップが必要と考えた」（キム・ヨンジュンムシンサグローバルブランド室室長）。日本ではECと期間限定店で販売し10代後半～20代前半中心に「人気が高い」。別の代理店と組んだ台湾や香港の直営店も好調なため、急ピッチで出店を進めた。
売り場面積は約125平方メートル。グローバル直営店と同じコンセプトで、協業アート作品とシルバーの什器が映える洗練された内装。広い空間にシーズンごとの新作とキャリー品が並ぶ。特に日本市場で好調なのはキャッチーなロゴ入りアクセサリー。ロゴが刻まれたシルバーのプレートがポイントのハンドバッグなども代表的なアイテムだ。
韓国ブランドは路面に店を構えるケースが多いが、「ミヤシタパークは商業施設でありながら路面店のような雰囲気。グローバルブランドも多数出店しており、海外客が多い点も親和性がある」という。日本初のブランドを体験できる場として、様々なイベントも予定している。
