ジュエリーメーカーのムラオ 売上高100億円へ

2023/01/13 10:59 更新


トレンド感ある企画も強化

 1972年創業のムラオ(東京、村尾嘉章社長)は、デザインから生産まで一気通貫で手掛けるジュエリーメーカーだ。千葉県に自社工場を持ち、主力のチェーンの製造販売のほか、ファッションジュエリーのOEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)を請け負う。

 コロナ下で、20年度は若干落ち込みがあったものの、資産価値で注目され、トレンドともなった喜平チェーンのネット販売や、テレビ通販が大きく伸び、22年3月期は売上高約90億円と、19年度実績を約20%強上回った。23年3月期も前年を上回る推移で、売上高約100億円を見込む。

 また近年、ジュエリー専業だけでなく、セレクトショップをはじめファッション業界からのOEM・ODMが少しずつ広がり始めている。このため、ファッション感度の高い10K製ジュエリーの企画を増やし、1月11~14日開催の国際宝飾展に出展し、販路拡大を目指す。

 中長期では、喜平やチェーンで海外販路の拡大も視野に入れている。



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