無印良品、銀座の旗艦店をリニューアル 食品強化で集客増へ

2023/09/28 17:30 更新


生活シーンをイメージさせる売り場を作った

 良品計画は「無印良品銀座」を9月29日にリニューアルオープンする。昨秋から客数が急回復していることを受け、食品の品揃えを拡充し、さらなる集客を目指す。衣料品も売り場を見直し、より見やすく、選びやすくする。ビンテージ家具など同店だけの限定商品も販売する。

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 銀座店は19年4月にオープンした。コロナ禍で客数が減少していた時期もあったが、22年10月以降、インバウンド(訪日外国人)客が増え、23年7月は客数、売り上げともにコロナ前実績を上回るまでに回復した。

 日本人を含め、銀座地区に客足が戻ってきたことを受けリニューアルすることにした。1階は冷凍食品を売り場奥から店の前面に移動し、コーヒー豆をその場で焙煎(ばいせん)して販売するコーナーも設ける。オープン直後はイタリアに焦点を当て、生パスタやフレッシュチーズなども販売する。地下の食堂でもイタリア料理やワインを提供する。

 売り上げ額が大きい衣料品は婦人と紳士の売り場を別フロアにし、トルソーでコーディネートも見せるなど、品揃えをわかりやすく見せる。食器や調理道具、レトルトカレーなどの限定商品も販売する。銀座に店がある菓子の詰め合わせも売る。

 銀座店総店長の成川卓也銀座事業部長は、「実店舗ならではの提案や体験ができる店にすることで、お客様に楽しんでもらえる店を目指した」と話す。

売り上げ規模の大きい衣料品は品揃えが分かりやすい売り場に変えた


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