アパレル製造卸・小売りのマザーズインダストリー(大阪市)の今期(19年7月期)の売上高は前期比20%増の見込みで、創業以来16期連続の増収となりそうだ。この間利益体質も強まり、内部留保も積んできたため、8月からの来期は投資に回せるとして、新規出店の再開、「ミディウミ」など新しいブランドの育成に力を入れる。
(古川富雄)
今期の売上高は小売り、卸とも増収。特に5月以降は20%を超える伸びとなっている。出店は控えてきており、小売り事業のうち、既存店売り上げは15%増と順調だ。2年前から既存店リニューアルを戦略として位置付けた成果が出た。卸事業は主に既存取引先への販売が増えたことで伸びた。ブランド別では主力の「ミズイロインド」「マーコート」の伸びが高い。