森ビルは、「都市全体を俯瞰(ふかん)し、都市と東京の未来を多角的に考える」ための研究施設「森ビルアーバンラボ」を六本木ファーストビル地下1階に創設した。総施設面積は約1670平方メートル。
【関連記事】森ビル 東京虎ノ門・麻布台に〝ヒルズの未来形〟開発
「シアタールーム」と呼ばれる空間には縦15メートル、横24メートル、面積約200平方メートルの東京の都市模型が設置されている。1000分の1スケールで再現した東京は都心13区、約230平方キロ分の範囲を見渡すことができる。周囲の壁面は360度全てスクリーンになっており、約30台のプロジェクターで様々なコンテンツを投影できる。

模型にもプロジェクションマッピング技術で様々な情報を投影でき、東京の地形や鉄道・交通網、湾岸線の変化や緑地などが視覚的に理解できる。ニューヨークのマンハッタンや上海の浦東新区の模型もあり、都市の特徴を比較することができる。
同施設は、一般公開は予定されていないが、地権者に都市開発について理解を深めてもらったり、新たな都市開発の議論をしたりする場として活用していくという。


