JR芦屋駅のSC「モンテメール」(運営は神戸SC開発)が3月13日に全面改装オープンする。従来のミセス層に加えて、30~40代層を中心とする近隣居住者・駅利用者を戦略ターゲットに位置付けて、ゾーニング、テナント構成を大幅に見直した。
同施設は、本館低層部の大丸芦屋店などを除き、約1年間休館していた。本館上層階にあったレストラン街を西館3~4階に移設するとともに、百貨店と専門店が混在していたフロア構成を見直し、百貨店は本館地下1階~地上2階、専門店は本館3~6階と西館に集約した。
専門店ゾーンは、本館5階ワンフロアに「無印良品」(店舗面積1650平方メートル以上)、3階に初めての駅施設展開となる「エディオン」(264平方メートル規模)の小型店を導入した。
このほか、「成城石井」「アフタヌーンティー・リビング」「ダブルデイ」など近隣居住者などの利便性を高めるテナントを強化した。レストランを含め、店舗数の約7割を占める34店を新規導入した。また、屋上テラスを新設、3階にワークショップなどのイベントスペースを設けた。
大丸芦屋店も改装し、地下1階、地上1階の食料品に「明治屋ストアー」や和洋菓子・ベーカリーを新規導入した。婦人ファッション中心の2階は定期借家契約のフロアに切り替え、婦人服のほか、エステサロンや買い取りサービス、「ファミリーコンシェルジュデスク」などを導入した。
