ミズノは19年春夏からヘビーなアウトドアウェアを縮小し、アウトドアウェアは基本的にカジュアルブランド「ゴートゥ」に統合していく。18年秋冬物でも、本格的な登山向けウェアが減ってライトユーザー向け商品の販売が増えた。19年春夏物では一部のレインウェアを除いて、幅広くカジュアル用途も想定したアウトドアウェアを提案する。
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アウトドアウェアの18年秋冬物の販売は相次ぐ災害や暖冬傾向から、全体に低調だった。その中でも、吸湿発熱素材「ブレスサーモ」はアウター、インナーとも健闘し、輻射熱効果のある「リフレクションギア」との組み合わせも目立った。
ゴートゥは17年春夏から直営20店を主体に販売して好評なことから、本格的に百貨店や専門店への卸売りを開始する。
トラベルをテーマに、メンズ・レディスでトータルコーディネートを打ち出す。ゴートゥの販売は男女比率がほぼ半々と、レディス商品の比率が高いため、さらに女性客へのアピールを強める。従来のアウトドアウェアは50~60代の購入が多かったが、40代を主ターゲットに顧客層の若返りを図る。ゴートゥではシューズの開発も検討している。