三越伊勢丹ホールディングス(HD)はマスから個へビジネスモデルを転換する。デパートメントストア宣言から120年が経過し、不特定多数を対象とした館業から個の顧客を中心とした〝個客業〟への変革を実現させる。高感度上質戦略で国内外から客を集めて識別化し、つながった顧客に対して百貨店だけでなく、グループのリソースを活用した価値提供で生涯顧客化する。個客業へ向けた人材戦略の中長期的な課題を金原章執行役常務CAO兼CRO兼CHROに聞いた。
(CAO=チーフ・アドミニストレイティブ・オフィサー、CRO=チーフ・リスク・オフィサー、CHRO=チーフ・ヒューマン・リソース・オフィサー)
(松浦治)
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縦と横の複線型に
――顧客業で人材戦略がどう変わるのか。
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