三越伊勢丹とビームス 九州をテーマに共同催事

2017/04/04 06:26 更新


 三越伊勢丹とビームスは3月29日から「日本各地の魅力を再発見し、国内外に発信する」企画として、共同で催事「スタンド九州」を行っている。九州の工芸品や特産品、アーティストに光を当てているが、両社の持つネットワークやアイデアを駆使することで、通常の地方物産展とは全く異なるイメージに落とし込んでいる。伊勢丹新宿本店1階のザ・ステージは4日まで、ビームスジャパンは11日まで。

 16年年末から手掛けた催事、「大縁起物市」に続く協業第2弾として、三越伊勢丹の婦人、紳士、リビング、美術などのバイヤーと、ビームスの南馬越一義執行役員らが取り組んだ。熊本に伝わる木製の工芸品を、米ロサンゼルスのショップ「トータス・ジェネラル・ストア」が西海岸風にアレンジした木箱(税込み2160円から)やおもちゃ、福岡出身のイラストレーターが描く美少女を元にした博多人形(1万7800円)など、意外性のある協業商品が目玉だ。福岡県糸島市などの食品も充実する。

 雑貨だけでなく、ウェアも充実している点が第1弾との違い。スウェットの「チャンピオン」と長崎ちゃんぽんのリンガーハット、フードエッセイスト平野紗季子さんのアイデアから生まれたフーディー(写真下、2万1060円)や、サーフィンでの町おこしを進める宮崎県日向市のキャラクターワッペンなどでアレンジした、「レミレリーフ」のデニムシャツなどが揃う。

伊勢丹新宿本店


長崎ちゃんぽんのフーディー




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事