三井不動産は東京・渋谷の宮下公園との一体型商業施設、ミヤシタパークで、エンターテインメントやアートなどを発信する「体験型メディア」としての施策を本格化する。10月11日に食とエンタメを融合し、期間限定店など協業企画も行う新区画「パーク・イン・パーク」(区画面積約257平方メートル)を1階の路面に開設。館内外に来年2月上旬までに計59面のデジタルサイネージ(電子看板)を新設し、企画と連動した情報発信を行う。これにより、従来のテナント賃料以外の収益も拡大する「コマーシャル・サービス・プラットフォーマー」としての事業モデルの確立を目指す。他の商業施設にも同様の取り組みを広げる方針だ。
第1弾企画として、ソニー・ミュージックエンタテインメントと協業し、今年10月25~26日に東京ドームで16年ぶりの来日公演を開く英国の人気ロックバンド「オアシス」との大型企画を行う。
今回の企画終了後は11月に渋谷区との協業によるアートイベント、12月にアーティストとの協業企画、来年1月以降にスポーツイベントなどを予定する。東京ドームのほか、千葉県船橋市で運営する「ららアリーナ」のイベントとの連携も行う。