3月8日は国連が定めた「国際女性デー」。イタリアで男性が女性に日頃の感謝と敬意を込めてミモザの花を贈る習慣から「ミモザの日」とも言われ、繊維・ファッション業界でもミモザにちなんだ商品企画、イベントが行われている。今年は男女雇用機会均等法の制定から40年でもあり、女性の権利やジェンダー平等について考える機会にしたい。
(小坂麻里子)
働き続けられる環境を
女性の起業などを支援するコンサルタントの栗田恵世氏は、女性活躍を「社内で得意を発揮できること」と捉える。特に繊維・ファッション業界は「好き」な気持ちから入社している人が多いと推測。好きな業界で得意を生かして働けることは、この上なく幸せなことだ。ただ、その幸せを諦めざるを得なかった人たちもいる。