まるでフェス――三井物産インターファッション(MIF)が同社で29日まで開催している17年春夏向けの展示会は、これまでと違う趣向を凝らしている。
6月に開いた展示会は百貨店アパレルなど中高級ゾーンを主な対象にしていたが、今回はリーズナブルな価格帯の顧客が対象。若手メンバーのアイデアから生まれたもので、会場も音楽フェスのような雰囲気を醸し出している。
MIFは例年、春夏、秋冬で各1回展示会を開催しているが、顧客が百貨店アパレル、セレクトショップ、専門店、SPA(製造小売業)と多岐にわたるため、日程や価格帯のずれが課題になっていた。
今回の開催は、セレクトショップ向けなどを手掛ける第三事業部と駅ビル、ファッションビル系への供給を担う第四事業部の若手が自主的に集まってアイデアを出し合った。いわばクラブ活動のような形から実現にこぎつけた。