「マイケル・コース」 後継者育成で若手アクセサリーブランド「アージャ」と協業

2022/01/13 11:00 更新


アージャ×マイケル・コース

 「マイケル・コース」はファッション業界の後継者育成の取り組みとして、若手アクセサリーブランド「アージャ」と協業した、限定のカプセルコレクションを1月13日に発売する。

 今回の取り組みは、ブランド創立40周年の節目に、デザイナーのマイケル・コースが創業時を回顧したことが始まり。自身が持つファッションデザインの知見と経験、チームのメンターシップを提供したいという熱意を具現化したものとなる。

 アフリカン&ジャマイカンのデュオで手掛けるアージャについて、マイケル・コースは「2人の若き才能と思慮深さ、起業家精神、ユニークな視点に感銘を受けた」という。自ら連絡をとって実現した。アージャは、マイケル・コースのグローバルな流通網、ブランド認知、プラットフォームを活用し、世界中で知名度を高めることが期待される。

 コレクションは、ジェンダーレスに使えるバッグ2型。西アフリカの織物技術からインスピレーションを得た。クロスボディーやベルトバッグとして楽しめる「モーヤ・マルチバッグ」(税込み7万8000円)は、二つのコンパートメントが特徴。「アシュリー・ボロ・バッグ」(4万7000円)は、クロスボディーに加えて首から下げたり、ウエストに巻いたりできる万能さが魅力だ。いずれもレザーのカードスリーブが付いており、必需品をハンズフリーで持ち運べる。

モーヤ・マルチバッグ
アシュリー・ボロ・バッグ

 マイケル・コースは、昨年2月に設立したファッションにおける多様性促進に取り組む「カプリ・ホールディングス財団」で約100人の学生への奨学金支援を発表するなど、次世代のファッション業界を担う人材育成に力を入れている。かつてからインクルーシブな職場が生み出す力を信じており、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)など多数の大学・高校の協力のもと、多様なバックグラウンドを持つ人々にファッションに携わる有意義な機会を提供することで、労働力の多様性促進に取り組んでいる。



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