レディスアパレルメーカーのミカーレ Z世代向け新ブランドを立ち上げ ジェンダーフリー、チルタイムを重視

2023/09/07 13:00 更新


20歳のグラフィックデザイナーが企画

 レディスアパレルメーカー、ミカーレ(神戸市)は23年秋冬、新ブランド「USER NAME TOKYO」(ユーザーネームトウキョウ)を立ち上げた。20代中心のZ世代をターゲットとし、20歳の男性グラフィックデザイナーが自由な発想で企画する。

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 同社の主力ブランド「ミカーレミカーレ」は30~40代が主な対象。取引先専門店は「次の世代の動きを意識しており、新ブランドは刺激になる」と考えている。

 新ブランドはジェンダーフリー、チルタイム(ゆっくりする時間)、ストリートといった点を重視する。これにアウトドア、ビーチ、バイク、音楽などカルチャーの要素を取り入れる。プリントの文字にはメッセージ性を込める。新聞を開いているウサギのオリジナルキャラクターもアイコンとして使う。

 袖に「TIME WILL TELL」(時が経てばわかる)とプリントしたスウェットトップは、税抜き7500円。胸元に「ROLL the Dice」(運を天に任せる)とプリントし、バックにウサギをプリントしたバイカラーのスウェットトップは6500円。後ろポケットにウサギが隠れているようなプリント付きのスウェットパンツは1万2000円。いずれも2サイズを揃える。コーデュロイのバケットハットはサイドにウサギの刺繍が付く。6500円。

 販売先はZ世代が集まるエリアにある専門店などとし、既存の取引先にも提案する。受注後約1カ月で納品する。今後年4回のペースで展示会を開く。



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