三越伊勢丹HD 7日に「ミーツ国分寺」を開業

2018/04/06 04:30 更新


 三越伊勢丹ホールディングスは7日、東京・国分寺駅北口に地域密着型商業施設「ミーツ国分寺」を開業する。「ちょっと上質なライフスタイル」と「集いの場」をテーマに、日常使いできる物販、飲食、サービスを提供する。三越伊勢丹グループのテナントリーシングのノウハウを活用し、再開発ビルの商業施設部分を運営する。

(松浦治)

 再開発ビルは2棟建ての大型複合施設で、住友不動産が建設する住宅のほか、商業・公益施設が入居する。ミーツ国分寺は西街区棟の1~4階の9000平方メートルに、49店を導入する。

 駅直結の利便性を生かし、食品スーパー「クイーンズ伊勢丹」、化粧品の「イセタンミラー」の自社コンテンツで独自性を発揮するほか、「ユナイテッドアローズグリーンレーベルリラクシング」「東急ハンズ」「hmvブックストア」などのテナントで上質さとデイリー性を訴求する。各階にカフェ・レストランを配して、ゆっくり買い物ができるようにする。昼間は近隣の主婦をはじめ学生、夕方以降は仕事帰りのOLらの需要を取り込む。

 環境面では自然を感じられるように空間演出したほか、「集う、くつろぐ、楽しむ」をコンセプトに地域との接点を深める広場、育児の忙しい母親のためのアメニティースペースなど共有ゾーンを充実した。施設の運営は三越伊勢丹プロパティ・デザインが担当する。

 三越伊勢丹HDの杉江俊彦社長は「国分寺は伊勢丹新宿本店、立川店の顧客比率が高いエリアで、当社にとって大切な街である。ミーツ国分寺を通して、地域の上質なデイリーニーズを満たしていきたい」と話している。

ファッションはオンからオフまで幅広い品揃え(ミーツ国分寺)


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