《めてみみ》単品メーカーの挑戦

2026/10/26 06:24 更新NEW!


 百貨店のメンズフロアから単品平場が激減して久しい。平場が残っていたとしても、取引形態・運営手法は変わっており、実質的には従来型の平場ではない。単品メーカーは販売先が減少しているので、卸型から小売り型への転換や新たな販路の開拓などを迫られている。

 ある単品メーカーは東京をはじめ、九州や甲信越エリアの百貨店内に直営のコーナー・ショップを新規出店しその後も政令指定都市に出店するという。百貨店市場を攻めるには「外商との取り組みが欠かせない」という声もある。日本の職人技を駆使した上質な商品を開発し、富裕層の取り込みに力を入れるメーカーも増えている。

 ただ、今の時代は出店拡大に比例して売り上げも増加するような消費環境ではない。当然出荷して終わりというわけにはいかない。物本位の追求はもちろんだが、店頭での接客をはじめ、アフターケアへの対応などサービスに磨きをかけなければ成長は期待できない。

 これまでとは違うテイストや切り口のマニアックな商品を開発して地方の専門店への卸を強化したり、大型クルーズ船などでの販売会を実施したり。異業種と組んでライフスタイル提案型の会員制コミュニティーを組織するなど、各社は様々な努力を重ねている。新たな販路開拓へ挑戦を続ける単品メーカーに期待したい。



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