《めてみみ》個客満足

2022/05/02 06:24 更新


 この連休の一泊以上の国内旅行者数推計は前年比68.4%増の1600万人で、「遠方」「日数・費用増」の傾向とJTBが分析した。JALは国内線の予約数が前年の2倍、ANAは約1.5倍、JR東海は新幹線の予約席数が約2.4倍と発表した。高速道路の渋滞予測はコロナ禍前と変わらない水準らしい。

 移動の自粛に公園の閉鎖や遊具規制まで出され、街や駅、観光地に人影のなかった2年前とは大きく変わり、日常に近い状態に戻りつつあるように見える。とはいえ、JTBによれば19年比では33.4%減。コロナ禍前の2300万~2400万人からすれば〝元通り〟には至っていない。感染防止のほか、燃料高など物価高を理由に旅行を自粛した人もいるだろう。

 買い物、食事、DIY、ライブや美術館に行く、近隣の公園や動物園で過ごす…など、コロナ禍以前から旅行以外の余暇の過ごし方は数多い。ライフスタイルの多様化が進んでおり、長期休暇の使い方もまた様々になっているはずだ。

 コトを通じてモノが売れるとすれば、個客がどんなコトを選択するかによって、求めているモノやファッションは変わる。連休だからと言って旅行関連の需要を期待した品揃えだけでは機会損失になるのではないか。個々の客の需要を深掘りした品揃えと接客が「個客満足」につながる。



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