9月上旬に名古屋市で初めて開かれた感染症対策総合展。「新しい生活様式」をキャッチフレーズに約100社が出展し、様々な商品やサービスを紹介した。時間を区切って来場者数に上限を設けて「密」を回避する策だったが、混み合うブースや通路もあった。
感染予防のため、出展者一覧や会場案内の印刷物は無し。入り口まで戻って案内図をスマートフォンで撮影するには、退場口からぐるりと回らなければならず、諦めた。おかげで隅々まで巡ることになり、面白い出展者にも出会えた。
軽トラックに積載する移動式のオフィス・休憩室の「トラベルハウス」。キャンピングカーをビジネスに使う発想だ。自遊空間(神戸市)が20年2月に発売、全国に代理店がありオーアンドケー(名古屋市)は中部地区の代理店の一つ。広い工場敷地内での休憩所のほか、移動式の面接会場として採用されているという。
導入コストが安く、ストレスのない空間もポイントのよう。アパレルの移動式店舗としても活用できそうと切り出すと、既にそうした事例があるらしい。
ドライブして遠くに出かけ、ついでに仕事もする、ワ―ケーションにも最適という。「記者さんなら、これがあればどこでも仕事できるのでは」。美しい景色を眺めながら手際よく仕事もする、そんな生活様式なら大歓迎なのだが。