日本代表チームのサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会が終わった。残念な結果ではあったが日本の組織力の素晴らしさを改めて認識した人も多かったのでは。平昌オリンピックでのスピードスケート女子パシュートの金メダルを思い出した人もいたかもしれない。
日本はアジア最強のチームと評価する中国人は多い。先週、上海で乗ったタクシーの運転手は、私が日本人だと分かるとサッカーの話を始めた。「日本チーム、そして日本が好きだ。今日は日本ブランドのパンツをはいている」と熱く語ってくれた。お礼を言って車を降りると運転手も一緒に降りてきてパンツを見せながら、もう一度「日本が好きだ」と言って去って行った。
今回のW杯ではスポンサーで中国企業の存在感が増した。サッカー熱は中国でも年々高まっている。上海市内ではW杯関連商品の販売をよく目にする。ただ、今週に入って値引き販売をする店もあり、サッカー熱ほど関連商品は売れていないようだ。
日本が予選リーグ第1戦に勝ったころから日本人向けの飲食店でテレビ設置が急速に進み、W杯見られますという看板を掲げる店が増えた。知り合いからも一緒に見に行かないかという誘いを受けた。海外で暮らす日本人にも勇気を与えてくれた2週間だった。代表チームの皆さん、ご苦労様でした。