メルシーボークー、10周年で「喫茶」

2016/11/24 17:51 更新


 宇津木えりがデザインする「メルシーボークー、」(エイ・ネット)は27日まで、東京・代官山のT‐SITEで「メルシー喫茶」を開いている。ブランド立ち上げ10年を記念したもの。ファッションだけでなく、食やライフスタイルも含めて、ブランドのこれまでとこれからをファンに伝える場となっている。

 「あっという間の10年だったが、お客、工場など全ての方の支えがあってここまできた」と宇津木。約2年前に自然農法と出合い、自宅駐車場を畑に変えて野菜作りを行っている。そうした変化が服作りにも影響を与え、草木染めの商品などを企画するようになった。「自然農法は農薬を使わず、人の目と手をかけて育てていく。服作りもそういう形で行っていきたいと考えるようになった。目に見えないものにも感謝して、服が喜ぶこと、皆が喜ぶことをしていきたい」

 メルシー喫茶では、自然栽培の米や野菜を使ったおむすびや総菜、カレーなどを提供。自然栽培のわたの手紡ぎ体験や植物染めの糸を使ったミサンガ作り、残布でのヘアゴム作りなどファンが交流できるワークショップも多数盛り込んだ、10年を振り返る展示と、植物染めなどの限定商品の販売も行っている。

ブランドを体感できるワークショップも多数盛り込んだ



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