男性週刊誌の連載や有料メルマガ運営で人気のMB氏が、DtoC(メーカー直販)ブランド「サプライ・ザ・ライト」を立ち上げた。ブランド名の通り、「正しいモノを供給する」がコンセプト。第1弾は新型コロナウイルスをテーマにしたアイテムで、売り上げの一部はチャリティーに充てる。ブランドはコレクション展開ではない単品型の企画で、「世の中の課題を解決するためのブランド」(MB氏)だ。
「ユニクロ」や「GU」など身近なブランドで、ロジカルに着こなしを指南するMB氏。これまで、しまむらやドン・キホーテ、ジュン、AOKI、「ファクトタム」など数多くの企業・ブランドと協業実績がある。直近では、自ら企画した2万3000円のデニムを、オンラインのみで1時間4000本、販売した。元は新潟のショップスタッフだ。
サプライ・ザ・ライトを企画・販売するために、このほど未完(東京、松浦啓介社長)を設立。MB氏も役員として名を連ね、未完所属の〝看板タレント〟となる。「世の中のゆがみやおかしな問題を解決したい。価格かもしれないし、社会問題かもしれない」という。
第1弾はTシャツとキャップ。アイテムの前面に新型コロナウイルスを倒そうの意味を込めた「fxxking’ CORONA」のロゴをのせた。Tシャツが白と黒(3880円)、キャップが2型(ベースボールタイプが3880円、平つばタイプ5670円)。
Tシャツはありもののボディーではなく、オリジナルで作製した。販売は同ブランドのサイトのみで、すでにTシャツの注文予約を受けている。
チャリティーの寄付先については、注文シートの備考欄に意見を書いてもらい受注が終了したのちに決めるという。納品は5月中旬。「ダサくなるTシャツと言っている。納品のころにはコロナ問題も終息していたらいいね、みたいな」(MB氏)。
第2弾は、オーストラリアの山火事をテーマにした商品を計画。今後もシンプルでクオリティーの高いものを定番として企画していくほか、ガジェットと組み合わせたアパレルも検討。「スーツの内ポケットにパソコンが入れられたり、胸ポケットで接触充電できたり」。MB氏のテーマである、ファッションに興味のない層に向けた企画を進める。