英ECサイトのマッチズファッションは、才能ある新進デザイナーのサポートを目的とした「イノベーターズ」プログラムを9月から開始する。
新型コロナの感染拡大で業界全体が厳しい状況下にあるが、新進デザイナーにメンターシップやマーケティング戦略を含む実用的なサポートを提供する内容。各ブランドの成長を後押しするプログラムになる。既存のウィメンズウェアプロジェクトにメンズウェアをプラスして再構築した。各デザイナーのコレクションが到着次第、ソーシャルチャネルやエディトリアルチャネル、マーケティングチャネルを通して、各デザイナーのオリジナルコンテンツを配信し、宣伝活動を通してブランドを支援する。
サポートは1年間。今回は扱うブランドの中からグローバルに頭角を現す12ブランドが選ばれた。参加するのは「アートスクール」「アルワリア」「チョポヴァ・ロウェナ」「ステファン・クック」「ジェルマニエール」「ハルパーン」「ハリス・リード」「チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイ」「テベ・マググ」「ルドヴィック・ド・サン・セルナン」「ビアンカ・サンダース」「ウェールズ・ボナー」。
新型コロナが流行するなか、マッチズファッションのチームはデザイナーたちと密に連携してきた。多くのデザイナーはこの状況下で、自らのブランドをどのように成長させることができるか明確な答えが出せず、サポートと継続的なコミットメントを必要としていた。
そこで同社は、コンテンツやソーシャルメディア、180万ポンドのマーケティングサポートを通して、各ブランドの成長を後押しするプログラムを開発。ビジネスメンターシップや優先的な支払い条件を提供し、来期の受注も保証する。
アジェイ・カヴァンCEO(最高経営責任者)は、「お客様には私たちがキュレーションするファッションを楽しんでいただいている。才能あふれる新進デザイナーを求める方も多い。私たちの成功は新しい才能との確かなパートナーシップに根差している」と語る。