3月18日から21日の4日間にわたり2026年秋冬台北ファッションウィーク(TPEFW)が開催された。12ブランドがランウェーショーとプレゼンテーションを行った。メイン会場となったのはこれまで通り元たばこ工場のリノベーション施設、松山文創園區。会期中には2万4000人以上の来場があったようだ。ローンチからはや8年、変革の時を迎えていた。
(ライター・益井祐)
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日本とのつながり目立つ
巻頭を飾った「Cジェーン」のショーは物々しい雰囲気だった。それもそのはず、会場には女性政治家として人気のある蕭美琴副総統が来場。アウトフィットを依頼するなど、デザイナーとは以前から交流がある。そんな副総統の向かいには黄色い衣をまとった僧侶の姿が。仏教用語で「サタナマ」と名付けられた、このコレクションは数年前に亡くなった姉への思いを込めたもの。経典を手に持ちゆっくりと歩くモデルの姿に僧侶が深くうなずき、お墨付きのようだった。素材は京都のろうけつ染めの「SHOBIEN」とのコラボレーションだ。



そう、日本と台湾も絆は強い。日本ブランド「ミズイロインド」が台湾でのコレクションを初めて発表した。ショー自体、ブランドのローンチ以来のようだ。松山文創園區にある誠品や信義にある新光三越に立て続けに出店したことがきっかけのようだ。会場にいた母体の「マザーズインダストリー」社長、笹野信明さんはブランドの台湾での可能性について語った。実はパリ・ファッションウィーク中に展示会を行うなど海外での卸をしており、台湾を今後の海外出店への足掛かりと考えているようだ。

