マッシュスタイルラボ19年秋物 新提案で幅広げる

2019/05/21 10:59 更新


 マッシュスタイルラボの19年秋物は、ブランドとしての新しい提案が目立つ。従来のイメージにとらわれず、時代の変化に合わせてコンセプトを再解釈するなど、ブランドの幅を広げる商品が充実する。

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■セルフォード

上品かつデイリー

 ドレスなど大切なシーンのためのレディス服を揃える「セルフォード」は、年間を通じて、上品かつデイリーにも着られる商品を強化している。入卒園用の紺のワンピースのような単品の目的買いに加えて、セット率や来店頻度のアップを目指す。

 19年秋物では、昨年から人気のニットワンピースを充実する。セット購入につながるペプラムブラウスとオリジナルレースのスカートのような〝鉄板〟スタイリングの提案も重点で、秋のスカートはハートモチーフで企画した。ドレスに合わせて買えるジャケットやカーディガンも打ち出す。色はカーキやライムを推す。

ジャケット3万4000円、ブラウス1万9000円、スカート1万6000円

■ファーファー

大人っぽく、二面性を表現

 〝フェミニンモードウェアーズ〟をコンセプトとするレディスブランド「ファーファー」は、大人っぽいイメージになった。最近はピンクなどのフェミニンなカラーで甘いイメージが強かったが、フェミニン、モードを再解釈することでブランドの幅を広げる。

 ファーファーらしい技巧的な素材やディテールを生かしつつ、異素材ミックスや編み地の切り替え、縫い代をあえて表に出したデザインなどで二面性を表現した。今回は〝実験中のラボ〟という位置付けで、続く冬物コレクションで真の変化を見せたいという。

セーター1万7000円、スカート2万3000円

■ジェラートピケ

ナチュラルなカラー

 ルームウェアの「ジェラートピケ」は、秋を感じるナチュラルなカラーが揃う。布帛物など以前からシンプルな商品はあったが、大人っぽいデザインがより増えた印象だ。ネコのイラストをプリントした商品も、可愛らしすぎず着やすいタッチにした。

 コットンガーゼや、ソフトな肌触りの「スマイルコットン」など素材バリエーションも豊富。若い女性はもちろん、より幅広い層が着られるブランドへと進化している。〝大人のデザート〟をコンセプトとするブランドだが、食のオーガニック志向など時代の変化も服に落とし込む。

ホイップガーゼのドレス7800円、ヘアターバン2400円


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