「小田急マルシェ狛江」が初の大型改装 行政と一体で歩道など整備

2024/07/04 06:28 更新


市道を再整備し、ベンチやテラス席も設けた

 小田急SCディベロップメントは小田急線狛江駅高架下の商業施設「小田急マルシェ狛江」(東京都狛江市)を98年の開業以来初めて改装し、第1期エリアを6月27日に開業した。第2期は8月29日にオープンし、改装が完了する。

 二つのゾーンのうち、マルシェ狛江1を大型改装する。店舗の入れ替えだけでなく、狛江市と連携して、周辺の市道を再整備した。一部を歩行者専用道路とし、店のテイクアウト商品を利用できるテラス席やベンチを配置、市道と一体化した「憩いの空間」として、イベント開催も可能なスペース「コワノワテラス」も新設した。

 第1~2期を合わせ、店舗を改装前の12店から15店に増やす。第1期は飲食、食物販8店で、新店は6店。スイーツ「スイーツボックス」、グロサリー「こだわりや」、店内で飲食もできる酒屋「籠屋」、焼肉丼など肉総菜主力の「肉のヤマ牛」など、これまでなかった分野を入れ、食の幅を広げた。酒類も提供する焼肉店「焼肉さんたま」も入れ、夜の需要にも対応する。第2期はお直し店「おしゃれ工房」、買い取り専門店「買取専門売るナビ」など5店を移転・改装、新店は2店で、これまでなかった青果店として「九百屋旬世」を入れる。併せて、以前にマルシェ1にあった書店「啓文堂書店」がマルシェ2に6月27日に再出店、地元団体による選書コーナーも新設した。

 同社は20年11月に狛江市と包括連携協定を結んだ。今回の改装は協定に沿った地域活性化策の一環だ。



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