エフ・ディ・シィプロダクツの郊外SC向けジュエリー・アクセサリー業態「メゾンジュエル」が好調だ。既存店4店の16年3~8月の売上高は1億2800万円、前年同期比38・6%増と大幅に伸ばしている。今下期(2月期決算)に、関東圏以外では初となるイオンモール広島府中への出店を控え、今後の店舗拡大に踏み切る。
メゾンジュエルは郊外SC販路開拓のため、12年秋に1号店を出店し、検証を重ねてきた。当初、ファミリー層をターゲットに自家需要を意識した品揃えだったが、実際は「想定よりブライダル需要が強かった」(エフ・ディ・シィ・プロダクツ)ため、商品を拡充。ファッションジュエリーでも、素材価値重視型の競合他社と差別化するため、ターゲットはそのままに同社が得意とするギフト向けやペアジュエリーの比重を高めた。店装もギフトを意識したデザインに変えた。この結果、今上期でブライダルの売り上げは前年同期比43%増、ファッションジュエリーも20%増となっている。
今後、イオンモール広島府中への出店を皮切りに、有力SCへの出店ペースを上げていく。