40年貫くセクシーな品揃え 麻布十番のエムロマン、ぶれない魅力で客を引き付ける

2023/09/28 13:00 更新有料会員限定


外から店内が良く見える「エムロマン・パート2」はふり客も多い

 東京・麻布十番のセレクトショップ、エムロマン。この地で約40年運営し、インポートブランドを主力に大人の女性に提案し続けている。都心は商業施設やメーカーの直営店がひしめき合っており、独自のセレクトショップが少なくなっている。そんな中、差別化された品揃えと顧客からの高い信頼・支持を背景に、近隣に住む人だけではなく遠方からの来店も多い。コロナ禍でも実施してきたファッションショーや音楽などのイベントには、ドレスアップした顧客が100人以上集まり、盛り上がりを見せる。

細身のアイテム軸に

 マダム秀子オーナーと娘の大村真奈美さんが中心となり、現在は2店を運営している。パート1は売り場面積26平方メートルに、カジュアルテイストと小物を軸に構成する。パート2は売り場面積130平方メートルに、インポートブランドやオリジナル、アクセサリー、メンズなどを揃える。顧客は30、40代を主に、親子や3世代など幅広い客層が集まる。独自の感性で選んだ、〝他にはない〟インポートブランドや、ブランド直営店にも無いものを扱う。客はそうした品揃えを目指し、来店する。

「服が好き」と語るマダム秀子オーナー

 全体的に細身のアイテムを揃えているのも特徴だ。「エリザベッタ・フランキ」や「アレキサンダー・ワン」「エムエスジーエム」「ヴィクトリアベッカム」「メイメイジェイ」「イザベルブランシュ」などを提案している。ドレスは15万~30万円が中心。顧客でドレスを着用する機会が多い経営者や芸能人、飲食業などには、「ラグジュアリーブランドのドレスに比べると手頃な価格」という。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定専門店



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事