【パリ=松井孝予通信員】パリオリンピック・パラリンピック委員会と大会公式プレミアムパートナーを務める仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、ボランティアのメダルベアラー(メダルを運ぶ人)が着用するユニフォームを発表した。
五輪の規則に従いロゴやマークの表示はない。ユニフォームは、100年前のパリ大会を着想源に、20年代のスポーツウェアを現代に再解釈した。
素材は、100%エコのコンセプト。ポロシャツとガブロッシュキャップはLVMH傘下メゾンの裁断片をリサイクルしたジャージーで、パンツはリサイクルポリエステル・ウールを使用した。イタリア製キャップを除き、仏国内の家族経営企業や非営利団体で製造された。
傘下の「ショーメ」がデザインしたメダルを載せるトレーは、ダミエキャンバスとマットブラックレザーを施し、「ルイ・ヴィトン」が制作した聖火トーチとメダルトランクの内装を反映させた。