LVMH パリ協定5周年で社員対象の気候週間

2020/12/10 06:25 更新


 【パリ=松井孝予通信員】気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で採択されたパリ協定が今月で5周年を迎える。仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループはこれに合わせ、世界16万人の社員を対象に「LVMHクライメイトウィーク/気候週間」を12月11日まで開催する。

 サステイナビリティー(持続可能性)の専門家、グループ傘下メゾンのアーティスティックディレクターを招き、12のオンラインカンファレンスを開き、社員たちに環境のための「チェンジ」を喚起する。

 クライメイトウィークは、同グループが来年立ち上げる環境へのコミットメント「ライフ360」の出発点でもある。ライフ360は気候、生物多様性、クリエイティブな循環性、透明性の四つが柱。ファッション、コスメティック、ワイン&スピリッツなど多岐にわたるグループ活動全体で、30年に向けたターゲットを設定する。


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