ルミネ1、地下2階食品フロア全面改装

2016/11/11 06:21 更新


 ルミネ新宿はルミネ1の地下2階食品フロアを「ルミチカ・フードデポ」として全面改装し、9日に全店が出揃った。20代後半から30代の働く女性のニーズに対応した店舗を新業態やルミネ初出店を中心に充実、共用部も「おしゃれなイメージ」に刷新し、「上層階のファッションとの相乗効果を発揮させたい」(敦賀一裕ルミネ常務新宿店店長)という。

 改装前の店舗数は17店(コスメ1店含む)だったが、ケース型の菓子店を充実したため、改装後は26店(同)に増えた。

 新店は20店。そのうち、日本初の1店を含む新業態1号店を5店、関東初を1店、ルミネ初を8店とした。日本初では米国のパイ専門店で、オーガニックコーヒーも提供するカフェ「ザ・パイホール・ロサンジェルス」を導入、営業開始時間を午前8時にして「通勤客の朝食需要の獲得」も狙った。

  仕事の取引先への贈り物などのシーンも想定し、和・洋菓子店を拡充、新業態で焼き菓子・タルト「セル・エ・ブール」、関東初で揚げ菓子「あおざしからり」などを入れた。イートインスペースも拡充し、女性に人気のラーメン店「あふり」や築地の和食店の新業態すし店「すし・たけわか」、サラダ・デリの新業態「D・I・Yサラダ&デリカテッセン」など「女性が一人でも入りやすい」店を導入した。既存店を含め、大半の店で同館向けのMDを導入した。

 「ここ数年でフロア全体の陳腐化が進み、上層階のファッションとイメージが乖離(かいり)していた」ため、全面改装に踏み切った。今月3日以降の売り上げは「計画通り」で、ルミネ1全体の入館客数は前年比10%以上増加、「セレクトショップなどの売り上げも伸びている」という。改装後のフロア売り上げは前年比20%増を目指す。

スイーツ店を充実するなど働く女性のニーズに対応


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