ルミネ 連休中、託児所を設置 新宿など5施設で

2019/04/26 06:30 更新


 ルミネは4月30日~5月2日、新宿、池袋、横浜の5施設で、ショップスタッフと各施設のルミネ社員を対象に臨時託児所を開設する。10連休中に多くの保育所が休園するなか、「子育て中のショップスタッフや社員が働きやすい環境を整え、モチベーションを高める」(諏訪博取締役営業本部長)狙い。

【関連記事】ルミネ有楽町 19年3月期売上高過去最高を更新

 託児所は新宿はルミネ新宿の会議室、池袋はルミネが入るビル内の自社研修施設「ルミコヤ」、横浜はルミネ横浜の会議室に設ける。預かる子供は1歳~小学3年生で、無料。時間帯は午前9時30分~午後5時30分までの予定。3日間で合計58ショップ・87人(うちルミネ社員10人)が利用する見込み。

 同社はES(従業員満足)向上施策を重点施策に据え、従業員休憩室や食堂などの再整備や営業時間の短縮などを行ってきた。託児所は17年夏から、全館セールやカード会員向け割り引きキャンペーンなど集客が多い大型イベント時に、客向けに設置している。「子育て中のお客と従業員は同じ環境にある。お客を同じ目線でお迎えしたい」とし、従業員向けも実施することにした。「これまでの経験を生かす」ため、託児所の運営は客向けと同じ業者に委託する。

 ショップを運営する企業から「直接要望があったわけではない」が、「長期の連休だとスタッフが集まりにくいとの声があり、ディベロッパーとして何か支援できないかを検討していた」という。開設時期と期間は、3月中旬から行ったショップへのアンケート調査で決めた。次回以降は「今回の結果を検証し、ショップからの要望を踏まえた上で検討する」。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事