ラブリークィーン服飾事業 美容事業のRVHが買収

2017/12/06 15:57 更新


 美容事業を主力とするRVH(東京、沼田英也社長)は6日、レディスフォーマルウェアメーカーのラブリークィーン(岐阜市、井上真典社長)と、M&A(企業の合併・買収)に関する基本合意書を締結したと発表した。会社分割によってラブリークィーンの服飾事業を新会社に移し、RVHが新会社を完全子会社とする。来年1月末までの実行を目指す。

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 RVHは東証2部上場の持ち株会社で、同社グループは、美容脱毛サロンの「ミュゼプラチナム」や「たかの友梨ビューティクリニック」などを運営する。同社はラブリークィーンの服飾事業について、同社グループの顧客基盤やECサイトなどのシステム基盤を効果的に活用することで、事業の再生・拡大が可能と判断した。ラブリークィーンの服飾事業に関わる店舗、設備資産、人的資源、事業継続に必要な債務を新会社が継承する。

 発表によると、ラブリークィーンは、新規事業として進出した海外事業やEC展開が計画通り進捗(しんちょく)せず業績が悪化し、自助努力のみでは事業継続が困難な状況だった。業績は16年5月期の売上高85億6700万円、営業損益2200万円の赤字、純損益1500万円の黒字から、17年5月期には売上高58億6700万円、営業損益8億9300万円の赤字、純損益は8億9400万円の赤字となっていた。



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