ルイ・ヴィトンは、創業者ルイ・ヴィトンの生誕200周年を記念して「ルイ200」と題したグローバルプロジェクトをスタートした。冒険家、デザイナー、イノベーターなどさまざまな顔を持ったルイの人生と、彼が後世に残したものを、さまざまな媒体や世界中のクリエイターとの協業を通して表現する。
企画の切り口は幅広い。オープニング企画は、NFT(非代替性トークン)を組み込んだゲームアプリ「LOUIS THE GAME」。14歳で故郷の仏ジュラ地方を旅立ち、2年かけて徒歩でパリにたどり着いたルイの旅が着想源になっている。4日からApp StoreとGoogle Playでダウンロードを開始した。
世界の一部直営店を皮切りにスタートしたウィンドウディスプレイ企画「200ルイ」は、アイコニックなトランクをコンテナに見立てて200人のクリエイターがルイを独自の世界観で再解釈している。
今後は、アメリカの美術家アレックス・カッツが描くルイの大規模な三連画を披露するほか、10月にはフランス人作家キャロリーヌ・ボングランがルイの人生などをつづったフィクション小説を出版する(仏・英語で出版予定)。12月には、史上初のルイのドキュメンタリー「LOOKING FOR LOUIS」(ルイを探して)をApple TVで配信するなど、21年末までさまざまなプログラムが続く。