23年度は、円安による調達コストの増加などで苦戦を強いられたが、同年度を最終年度とする中期経営計画を前倒しでこなした。中計の最大のテーマだった収益基盤が構築できたこともあり、24年は攻めに転じる。基幹ブランドで10店以上の新規出店を予定。春には新中計の発表を予定している。
【関連記事】【私たちはこんな人と働きたい】ルックホールディングス 太田一寿さん、田中真美さん 「お客さま第一主義」のもと
値上げが通る仕組み
――23年を振り返ると。
急激な円安と記録的な暖冬、売り上げの大きい韓国市場の低迷で厳しい事業環境でした。ただ、中計の最大のテーマだった収益基盤の確立に関してはある程度できました。とはいえ、満足せずにまだまだ上を目指していきたい。
――厳しい事業環境で社員に伝えていたことは。
顧客のニーズを徹底的に見極め、満足してもらえるような価値を創出することです。急激な円安で小売価格を上げざるを得ない中で、どう納得し、満足してもらえるか、これに尽きますから。価値を認めてもらうための販売サービスや利便性の向上など全体でレベルアップを図りました。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!