ルックHD 新中計で23年度連結売上高500億円目指す

2019/02/14 19:27 更新


多田和洋ルック社長

 ルックホールディングス(HD)は今期(19年12月期)から、23年12月期を最終年度とする5カ年の中期経営計画をスタートした。最終年度には連結で売上高500億円、経常利益30億円を目指す。EC売上高は70億円を計画する。

 新中計では①収益基盤の確立②EC事業の拡大③積極的な新規事業開発④経営基盤の構築を掲げる。多田和洋社長は「利益体質への転換が進みつつある。今後も着実な成長を重ねる」考えだ。

 前期の連結業績はアパレル関連事業が堅調に推移し増収増益となった。売上高440億1500万円(2.3%増)、営業利益16億5700万円(13.6%)、経常利益18億2100万円(4.3%増)、当期純利益21億6600万円(41%増)。アパレル関連事業は売上高が434億7500万円(2.6%増)、営業利益18億6600万円(40%増)。

 国内の既存事業では中核事業会社ルックの「イルビゾンテ」「マリメッコ」が堅調に推移。A.P.C.ジャパンが運営する「A.P.C.」はバッグや財布、シューズなど雑貨の販売が好調だった。海外はアイディールックが運営する主力の韓国で「サンドロ」「マージュ」などのインポートブランドが好調だった。A.P.C.も新規出店や自社ECサイトのリニューアルで市場を拡大した。



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