「ロンシャン」は、世界7都市を巡る体験型のイベント「エナジー・バイ・ロンシャン」を開いている。これまでにパリ、ロンドン、台北、上海と巡回し、9月20~22日には日本で行われる。場所は本国パリの姉妹都市であり、サヴォワールフェール(匠の技)の伝統とシンクロする京都。関西での体験型のイベントは、同ブランドで初めての開催。
会場は、京町家の趣が色濃く残るしまだいギャラリー。「チームスピリット」をテーマにした24年秋冬コレクションと、現代のパリジェンヌの魅力とする「上手にエナジーチャージをして、好奇心旺盛に日々自分らしさを耕している」様をミックスして表現した。
「どこでエナジーをチャージする?」とのメッセージと共に、大きく三つの空間でコンテンツを打ち出す。ヨガボールを置いたジムのような空間や数秘術のライフパスナンバーで自分をより深く知ることができる空間、ネイルやメイクを体験できる空間など。今シーズンの主役である「ル・ロゾ」を中心とした最新のウェアやバッグもあり、ショッピングでエナジーチャージもできる。
ロンシャン・ジャパンはここ2年、過去最高の売上高を更新している。その好調要因の一つが、こうしたブランドストーリーを伝える体験型のイベントだ。今回、関西初開催として京都を選んだのは、「歴史が深い街であるというブランドとの親和性と、ル・ロゾをきものに合わせて着用するのが人気という背景から」と竹原誠社長。今後もブランドの価値を伝える様々な催しを企画していく。