ロンシャン・ジャパンは、22年度の売上高が過去最高となった。22年に発売したバッグ「エピュレ」の人気に加え、日本でのイメージ戦略の見直しがブランド本来の価値に共感するファンを広げた。コロナ下の逆風を追い風に変え、社員がEラーニングで企業理解を深めて業務に生かしたのも要因の一つ。18年4月に竹原誠社長が就任後、売上高の更新は2度目。
(松本寧音)
偏ったイメージ定着
ジャパン社の設立は82年で、昨年は40周年の節目。売上高の更新は19年にも記録した。竹原社長が着任早々に注力した施策が売り上げに直結した。日本でのイメージ戦略の見直し、社員がゲーム感覚でブランドのイロハについて学べるEラーニング機能を兼ね備えたアプリ「myLGP」の導入、オムニチャネル戦略の強化などだ。こうしたコロナ禍前から準備した施策の活用が22年度の好業績につながった。
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