ロエベの商品開発マネジャーが尾州を視察

2024/04/09 06:29 更新


セライ氏(左)は質問を交えながら工場を見学した

 ロエベのプロダクトデベロップメントマネジャーのエリザベス・セライ氏は3月26日、尾州産地を視察した。視察したのはテキスタイルメーカーの三星毛糸、中伝毛織、ニット生地メーカーの宮田毛織工業、糸染めの森保染色、生地染めの艶清興業。

 生地サンプルを見たほか、各社の工場を見学し職人と意見交換した。生地はバルキー性の高いふっくらした素材やワッシャー加工で表面感のある素材、チェック柄などを中心に選び、「よりソフトにできるか」や「フリンジやブランケットステッチはできるか」などを確認した。

 セライ氏は、「尾州は伊のビエラと同様、毛織物産地として知っている。今回はとても良い生地と出合えた。ストールやブランケット、クッションなどホームコレクションとして考えている」と話した。

 セライ氏は、同月24日まで開かれた東京クリエイティブサロン(TCS、実行委員会主催)に参加するため来日し、プログラムの中で有松絞りのスズサンの村瀬弘行CEO(最高経営責任者)から紹介を受け、尾州産地の視察を決めた。

 当日は三星毛糸の岩田真吾社長がコーディネートし、中隆毛織の木村将之専務取締役がアテンドした。

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