レディスブランド「リトルスージー」(ヌエバ、大阪市)は、4月のEC売り上げが前年比20%増となった。全売上高に占めるECの割合は約3割で、東京・恵比寿、大阪・南船場の直営店と卸先の伊勢丹新宿本店の休業に伴い、EC売り上げが伸びている。
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民族衣装などに着想した乾いた空気感と、部分的に肌を見せる女性らしさが合わさったデザインが特徴。売れ筋は布帛よりも、家や近距離への外出で使えるニット、カットソーアイテムが中心だ。
普段よりもセット買いする人が目立つという。4月8日から、1万6500円以上の購入でノベルティーのトートバッグをプレゼントしているほか、通常は実店舗でしか取り扱いのないアクセサリーなども販売している。
5月2~4日には、店舗に行きたくても行けない人のために、zoomなどを利用したオンライン接客サービス「リモートドレッサー」を試験的に実施。南船場店と客をつなぎ、実店舗のように一対一で接客した。「状況は日々変化しているが、自分たちも変化を恐れず、いろいろなことに挑戦していきたい」(岡部大輔社長)という。
1位 ツーウェーメッシュニットドレス(2万3000円)
ルック公開時から人気。程良く光沢のあるレーヨンポリエステル糸でトレンドのメッシュにした。羽織りとしても、前後逆でも着られる。中に着るものしだいで季節感を変えることができる。ベージュ、ブラックに加え、伊勢丹限定色のピンクをECで販売したこともあり、1番の販売実績となった。
2位 クレープサテンフーディードレス(2万900円)
軽さのある素材とフードでリラックス感がありながら、大きく開いた首元が女性らしい。客向けの受注会でも反応が良く、発売前から問い合わせがあった。同素材のフレアパンツもあり、セットアップでのスタイリングも人気。
3位 アシンメトリーレイヤードトップ(8800円)
18年春夏物で発売されてから毎シーズン人気の定番アイテム。肩と腰が見えるデザインがカジュアルになりがちなTシャツを女性らしい印象にする。オフホワイト、トープ、ブラックのシンプルな色展開で、ボトムを選ばない点も受けている。
4位 レイヤードシアートップ(1万6500円)
背中が大きく開いたキャミソールと背中が深くカットされたTシャツがセットになったアイテム。Tシャツの裾を絞ってタイトなシルエットにするなど、様々な着方ができる。トレンドのピスタチオグリーンが特に動いている。
5位 オーガンディビッグシャツ(2万3100円)
オーバーサイズのため中のアイテムしだいで見え方が変わる、入荷時から人気のアイテム。実店舗限定のホワイトをECで販売したこともありランクインした。(価格は税込み)