5ブランドをセレクトした売り場
リトルリーグの「ロンハーマン」は8月28日、伊勢丹新宿本店1階に「ロンハーマンジュエリー」をオープンした。ロンハーマンからジュエリーのみをスピンオフさせた初の業態で、高感度なファインジュエリーを中心に揃える。
「ロンハーマンならではの価値観を大切にしながら、新たなお客様にリーチしたい」と篠崎茜ロンハーマン事業本部レディス商品部部長。今年上陸15周年の節目であり、複数の新たなプロジェクトが走る中の一つでもある。
売り場では、「ホーセンブース」「スピネリキルコリン」「ミズキ」「サンメイア」オリジナルレーベルの「RHジュエリー」の5ブランドをセレクトした。価格帯は1万円台から、300万円超の限定アイテムまで揃う。「既存店よりも客層の幅が広いのではと想定し、価格の山を10万円、20万円と複数設けている」（篠崎部長）。コーディネート提案ができるよう、ケース内を一部ブランドミックスで見せているのも特徴だ。
同業態の導入について三越伊勢丹第2MDグループ新宿宝飾時計・雑貨商品部装身具バイヤーの田川和志氏は「アニバーサリーやブライダルといった既存の需要とはまた異なる、高感度なファッションファインジュエリーというものに、もっとポテンシャルがあるはずと感じていた。その課題としていた部分にマッチする」と指摘する。
ロンハーマンジュエリーの今後の出店は未定だが、「実際に見て、興味を持って頂いた百貨店や施設に声をかけて頂けたら」（篠崎部長）としている。
