新ブランドの「リンドラ」 〝ベースウェア〟の発想で

2020/06/03 11:00 更新


 5月に設立したアイピーデザインストゥーディオ(神戸市、森美嘉代表)は、インナーとアウターを区別しない〝ベースウェア〟という発想のブランド「LINDRA」(リンドラ)を立ち上げた。20日から公式オンラインストアでの販売を始め、大人の女性を対象にじっくり広げていく考えだ。

 リンドラはアパレルメーカーでデザイン、パターンメイキングの経験が長い女性たちが企画する。女性ならではの発想で「こんな服がほしかった」という思いを突き詰め、長く使ってもらう点も重視した。ベースウェアは「最初に身にまとう服」という意味。肌触りが良く、蒸れにくく締め付け感がなく、着ていることを忘れるようなフィット感とともに、様々なシーンでコーディネートできる点も特徴とする。

 第1弾として4アイテムを出した。いずれもポリウレタンを含まず、上質なコットンを使う。ブラキャミではパッド下の平ゴムの代わりに、包帯編機で作るストレッチ素材を採用した。

 「Vネックブラキャミ」はシャープなデコルテのカッティングがポイント。パッド裏も綿という。シアーなニットトップ、白Tシャツのインとして相性がよく、リモートワーク、旅行にも向くとする。1万4000円。

シャープなカッティングの「Vネックブラキャミ」

 「セカンドスキンブラキャミ」は極薄の綿を使うことで80グラム以下という超軽量で、肌になじみやすい。Tシャツ、カットソートップのインとして、ヨガやフィットネスウェアとしても使いやすい。1万5000円。

 生産は神戸市、宮城県の縫製工場に依頼する。販売はECを中心とし、コンセプトを理解してもらえるセレクトショップなどへの卸売りも予定している。連絡先はメール、info@lindrajapan.com。



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