英リバティ日本法人のリバティジャパンが、日本のテキスタイル企業と相次ぎ協業している。一昨年の北高に続き、昨冬からサンコロナ小田、宇仁繊維とオリジナル生地の販売を開始。生地のバリエーションを増やし、広い分野で需要を喚起する。
(橋口侑佳)
リバティジャパンは、リバティのプリント図案を使った国産生地の製造卸として、一次卸にこだわってきたが、主戦場のアパレル市場で脱・大量生産の機運が高まるなど、このままでは受注量が減ると見ており、「確実に売り上げを積み上げる」施策を模索していた。協業を後押ししたのは、5年前のエルトップとの取り組み。裏地主力の同社を通じ、リバティプリントのキュプラ裏地の売り上げを5倍に伸ばした。