レッグウェア業界が海外市場の開拓に本腰を入れている。少子高齢化や根強い低価格など国内の閉塞(へいそく)感の打破、円安などが背景にある。海外の政治・経済的リスクも増えて課題も多いが、中長期的な企業成長には避けられない道だ。中小企業も知恵を絞り、布石を打つ。
(山田太志)
高い輸出伸び率
靴下全体で見れば、21年の輸入量10億足に比べ、輸出は620万足に過ぎない。ただ、数量で前年比39%増、金額は29億円で43%増と伸びた。純輸出だけではなく、3国間輸出や現地での生産・販売の組み立てを含めると、日本企業の存在感は増す。