アビタクリエイトが女性向け下着ブランド「ラシレーヌ」を開発

2022/09/08 06:28 更新


毎日使いたくなるブランドを目指す

 繊維製品の加工販売などを手掛けるアビタクリエイト(滋賀県長浜市)のFD事業部(大阪市)は9月8日、女性向け下着ブランド「La sirene」(ラシレーヌ)を立ち上げる。クラシックなデザインを基本に、付け心地が良く、体になじむことを特徴とし、DtoC(メーカー直販)ブランドとして認知度を上げていく。

 デザイン、企画を担当する同事業部の吉持玲沙さんはもともと下着に興味があり、専門学校卒業後、下着メーカーに就職した。デザイナー志望だったが、販売職となり、いつか自分のブランドを持ちたいと考えるようになった。アビタクリエイトに移ってからは、コロナ禍となり、立ち上げが2年ほど延びたがようやく発売できることになった。

 ブランド名は人魚という意味で、女性らしい曲線の美しさを重視。シルク、コットンなどできるだけ天然素材を使い、付けやすく、毎日使いたくなる商品を目指している。初回発売分は、2種類のオリジナルプリント、フランスのリバーレース、国産シルクなどを採用する。

 リーフや鳥のオリジナルプリントの2分の1カップのブラジャーは、サイドボーンがなく軽い付け心地が特徴。同柄のタンガは片側をゴムにしてスポーティーな雰囲気。シルクサテンを全面に使用した4分の3カップのブラジャーは、カップの肌に当たる部分もシルクにした。同素材のタンガとスタンダードなショーツもある。ドットレースの4分の3カップブラジャーは、2本の細幅ストラップと透け感のあるバックスタイルが特徴。バックを大胆にカッティングし、カップ部分にパッド付きのボディースーツもある。本体価格は2分の1カップブラジャーが9000~9200円、4分の3カップブラジャー1万1000~1万6000円、ショーツ4000~7200円、ボディースーツ1万3000円。

 生産はすべて国内とし、滋賀県、岡山県の工場に依頼する。今後、シーズンごとに新作を発表する。

 9月8日に公式サイトをスタートし、同31日まで注文を受けてから生産する。認知度を上げるため、9月8~11日、東京の合同展示会「ニューエナジー」に出展する。直接触れてもらう機会も必要とし、9月16~19日は東京・代官山、同22~25日は大阪・南堀江で消費者を対象とした個展を開く。一部卸売りにも対応し、ポップアップストアも構想にある。



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