ラピーヌの服飾雑貨店が好スタート

2016/12/05 07:51 更新


「スクラップブック」 オリジナルバッグがヒット

 レディスアパレルメーカーのラピーヌは、ファッション雑貨ショップ「スクラップブック」が好調だ。オリジナルのバッグを中心にファンが広がっており、来春以降、さらに出店し、客層拡大を目指す。

 同ショップは新規事業として昨年スタートした服飾雑貨のセレクトショップ業態。30~40代の働く女性に向けて、アパレル発想で揃えるトレンド感と品質の高いバッグ・靴・アクセサリーを揃える。

  1号店を新宿ルミネに出し、今秋には渋谷ヒカリエ、有楽町マルイに新店を出した。いずれも売り場面積は33平方㍍前後。各店ともに秋の立ち上がりから11月までの売り上げが目標を20%上回った。3・3平方㍍あたりの平均月間売り上げも85万円ほどに伸びた。各店の年間売り上げは1億円を超すペースだ。

 一番注力してきた、「大人が仕事にも日常にも使える上質なバッグ」が売れている。オリジナルのバッグブランド「アトネック」が特に売り上げをリードしている。

 一番人気はアトネックの日本製のトートバッグ(1万8000円)で、アトネックのチェーンストラップのショルダーバッグ(1万5500円)が2番人気になっている。「シーズンを超えてアトネックにファンが付き、人気上位品番は100%プロパー消化している」という。

  ブランドディレクター自身が店頭に立ち、スタッフへの商品説明や顧客との結びつきを作っていることもファンを増やしている。その結果、客単価は1万5000円と雑貨業態としては高い水準。

 新規出店も進める。来春にはルクア大阪の4階に約30平方㍍の新規店を出す。その後も新規出店し、当面は8店で年商10億円の事業に育てる。

スクラップブック


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