ラオックスはギフト用品、生活雑貨販売のシャディを、業務提携するロコンドを通じて買収すると発表した。
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ロコンドが設立したLキャピタルトウキョウが、セブン&アイグループのニッセンホールディングスからシャディの全株式を取得する。その後、ラオックスはLキャピタルトウキョウの第三者割当増資を引き受け、出資比率60%の子会社にする。
ラオックスは、生活雑貨を扱うシャディを取り込むことで新たな顧客層を拡大する。靴とファッションのEC事業のロコンドと共同出資になるため、ECの強化につながり、物流面などでの効率化も見込む。
ニッセンHDは通販事業の黒字化を目指した再建計画を進めている。経営資源の選択と集中のため、今回の譲渡となった。シャディは17年2月期で、14カ月の変則で、売上高706億円、経常損益7億円の赤字だった。譲渡の実行日は4月27日の予定。