【パリ=松井孝予通信員】仏「ランバン」は、英国出身のデザイナー、ピーター・コッピング氏をレディス&メンズコレクションのアーティスティックディレクター(AD)に任命した。同氏は今年9月に就任し、25年プレフォールが初コレクションとなる。ランバンはブルーノ・シアレッリ氏が23年4月に退任して以来、AD不在のまま新コンセプトの「ランバン・ラボ」に様々なクリエイターを迎え、新たな方向性を模索してきた。
コッピング氏は、王立美術大学とセントラル・セント・マーチンズを卒業後、「クリスチャン・ラクロワ」でキャリアをスタートし、その後「アイスバーグ」「ルイ・ヴィトン」「ニナ・リッチ」を経て、14年には「オスカー・デ・ラ・レンタ」のクリエイティブディレクターに就任した経歴を持つ。また22年から「バレンシアガ」のオートクチュール部門のアトリエを指揮していた。
コッピング氏によるランバンがどのように進化していくか注目される。