ららぽ富士見、ファミリー顧客化で順調

2016/09/27 05:00 更新


 三井不動産が15年4月10日に埼玉県富士見市に開業した広域型SC(RSC)、ららぽーと富士見(運営・三井不動産商業マネジメント)の売り上げが順調だ。今年4~6月は前年の開業景気の反動で前年実績を下回ったものの、7月から来館客数、売り上げともに戻している。半径5㌔圏内に住むファミリーを中心に顧客作りが進んでいる。

 同SCは店舗面積約8万平方㍍で、同社RSCの中で3番目の規模。店舗数は約290店で、幅広い店舗を揃え、屋外のフットサルコートなども含め、体験・体感型のアミューズメント施設も積極導入した。同社の子育て中の女性社員で構成するプロジェクト「ママ・ウィズ・ららぽーと」の意見を取り入れ、子供と母親向けの設備やサービスも充実した。

 年間売上高は開業景気とその反動の影響が一段落する3年目の「経常年度」で450億~500億円を見込んでおり、16年3月期は459億円に達した。平日は富士見市を中心とした足元商圏客、週末・休日や大型連休には東武東上線沿線を中心に広域から集客し、アミューズメント施設やキッズ、ファミリー向け店舗、フードコートを含めた飲食、食物販などが好調だった。

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