24年春夏のレディスバッグは、この間強かったカジュアル要素を継続しながらクラシックやエレガンスの要素も取り入れた、汎用性の高い企画が増えている。定着したミニバッグに加え、オンシーンに使える大容量バッグやツーウェーバッグも目立つ。色はブルー、イエローなどが浮上し、今年広がったくすんだ色味は、より明るいペールトーンのパステルにシフトしている。素材や加工は、エンボスやカットワークなど立体表現に加え、光沢や透けも多い。かごバッグやクリア素材などのシーズン企画も復活してきた。
(武田学)
光沢表現
エレガントな光沢表現が目立つ。「ユーバイウンガロ」(ヤマニ)はナイロン使いで光沢感を出したエレガントなバッグを出す。軽量で、ショルダーには牛革を使って高級感を加えた。トレンドのブルーなど5色を揃える。税抜き2万2000円。取り外せるショルダー付きハンドバッグタイプ(2万8000円)もある。
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「エスティーヌ」(プリンセストラヤ)は光を反射し、独特な光沢のあるポリウレタンコーティング綿地のクールなバッグを企画した。持ち手やショルダーストラップを使い、多彩な持ち方や掛け方ができる。素材感やデザインにエッジを利かせたスタイリッシュなバッグだ。税抜き2万5000円。
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凹凸感も
「ダコタ」(プリンセストラヤ)はナチュラルな茶系の企画が主力だが、24年春夏は色使いを重視する。その一つがカラフルなパッチワークのバッグ。配色をポイントにしたクラフト感のある小ぶりのショルダーバッグに仕上げた。ベースはキャメルとネイビーの2色。税抜き1万3000円。