京都プリント産地でインクジェットプリント関連の設備投資が進んだ。分散染料や反応染料に加え、最近では顔料インクジェットプリンターを導入する企業も多く、さらなるQRや環境対応といった側面からも関心が高まっている。もともと量産型のオートスクリーンプリントが主流の産地だが、幅広い染料に対応したインクジェット機種を揃えることで、販路開拓を見込む。
(三冨裕騎)
京都プリント産地の上期の加工量は前年同期比微減と環境は引き続き厳しいが、「9月ごろからやや回復してきた。底を打ったのでは」との声も聞かれる。安定供給の面から国産テキスタイルへの関心も高まっており、短納期対応が可能なインクジェットを打ち出そうとする動きが活発だ。
顔料で深い表現
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